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執筆者の写真原田貴之

留学先の常識を覆す


先週のフランスに続き、スペインで夜間外出禁止、イタリアでも夜間の飲食店営業停止など緊急措置が取られています

海外旅行もいつになったらいけるのかまだ見通しがつかない中ですが、今日は留学についての話です


英語学習者にとっての留学先は、

アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア…など

英語を母語とする国が思い浮かぶと思いますが、


数年前からは、フィリピンやフィジーといった

英語を公用語として使用する国の人気が高まってきました


そして、いま新たに留学先として注目を集めているのが『台湾』です


台湾人気の理由は次の3つ

 ・英語と中国語を両方学べる

 ・学費や滞在費が安い

 ・現地でのインターンができビジネスを学べる


台湾は歴史的な経緯で親日家が多いことで知られており、

私の場合も、大学院留学時代最も仲良くなった留学生のひとりは台湾出身でした


台湾には福建語などの現地語をはじめ公用語である「北京漢語(いわゆる中国語)」が使われています

母国語話者という観点では中国語は英語をはるかに凌いでおり、

日本のアジア諸国との密接な関係を考えれば

グローバル社会で生きる中で、英語だけでなく中国語ができるということは

大きなメリットと言えるでしょう


次に、学費は欧米圏への留学では大きな障壁になります

英語圏の大学では、私費の留学生は、残念ながらいわゆる“お客様”という側面も少なからずあり、

例えば、私が留学したモナッシュ大学では、留学生は現地学生の約2倍

公立の大学でも半期で当時100万円(年間200万円)ほどかかりました

さらに家賃や外食も日本より高く、経済的に大きな負担がかかりました


一方、台湾の大学の学費は日本の国公立大学に通うよりも安く、かつ物価が安いのでトータルのコストは、欧米への留学と比べ大きな違いが出てくるでしょう


そして、大学生で起業するのも珍しくない今では

在学中にインターンとしてビジネスを直接学ぶことができるのは大きな魅力です

もちろん、語学ができないとそれどころではないでしょうから、

その分ハードルは高くなりますが、

自動翻訳の精度が日に日に向上している現在

「語学のためだけに留学をする」のは、もはや時代遅れ

そうではなくて


「外国語をツールとして何をするか」が大切


「語学+α」を与えてくれるのがこれからの留学の目的になってくるでしょう


コロナ禍で、すぐに留学はできない状況が続きますが

この期間に、将来の留学先について視野を広げてみるのもいいかもしれませんね


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